ニノの日記

二宮尚徳(にのみやひさのり)が思ったことなどを書いています。

いのちをつなぐペットショッププロジェクト

 

 

今日は【いのちをつなぐペットショッププロジェクト】の概要について書こうと思います。

 

 

------------

 

 

 みなさんはこれから『犬を飼いたい』と思ったら、まずどうされますか?

 

 

 

 

 おそらく、多くの方がペットショップに足を運ばれるのではないでしょうか。

 

 

 

 最近フェイスブックなどSNSが発達したことや、動物保護の活動をされている方が頑張っていらっしゃることもあり、『保護犬』を敢えて探す方も増えていますが、それでもペットショップで購入される方も大勢いらっしゃいます。

 

 

 僕は子どもの頃からずっと、

『ペットショップで保護犬・保護猫を譲渡すればいいのに』

と思っていました。

 

 

 なぜならペットショップは、

● 大勢の人が訪れやすい場所にあるし、

● そこには専属のスタッフさんがいらっしゃり、しっかりと動物を世話をする環境が整っているし、

● 訪れた人を楽しい気分にさせる工夫がなされているし、

● 一般の『動物を飼いたい』と思う人が最初にイメージする場所だからです。

 

 

 

 もし、日本全国のペットショップがそうなれば、多くの人にとって保護犬・保護猫を飼う文化が日本では当たり前となり、日本のペットの処分数は激減することでしょう。

 

 

 

 また、こうしたペットの新しい流通構造は、保護動物と飼い主を結びつけやすいだけでなく、無秩序な動物の繁殖を抑制することにもつながります。

 

 

--------------------

 

 しかし、その一方で、現実的には

『自分がペットショップのオーナーだったらおそらくできないだろうな』

と思います。

 

 

 なぜでしょう。 

 

 

 それは経営上のメリットがないからです。

 

 

 自分がもし経営者だったら、犬を店頭で扱う場合

『血統書のある流行りの犬種』を入荷して販売するでしょう。

 それが従来のペットショップ経営の王道だし、そのやり方を変える理由はありません。

 

 

 ペットショップの経営者の中にも保護犬や保護猫を助けてあげたいという強い思いを持った方も大勢いらっしゃいます。

 

 

 しかし、現実にそれを実行に移すにはとても高いハードルがあります。

 

 

 

---------------------

 

 では、どうすればいいでしょうか。

 

 

 ここからが『いのちをつなぐペットショッププロジェクト』の提案です。

 

 

 いのちをつなぐペットショッププロジェクトの基本的な考え方は

 

 

● 社会全体でみると、ペットショップで保護犬・保護猫の譲渡が行われることが望ましく、そうありたいと願うペットショップの経営者も多い。

 

● しかし経営としての視点からみるとそれを行うことは非常にリスクが高く、ペットショップだけに負担を集中させることは難しい。

 

● そこで、私たち一般市民が『保護犬・保護猫譲渡のためにお店をフル活用してくれる漢気のあるペットショップを応援する』という意志をもち、意志を持った消費者グループとして、全力でその経営体を応援する

 

 というものです。

 

 

 言い方を変えると、

 

『動物に優しくしてもメリットがない世の中を、動物に優しいほど儲かる世の中に変えてしまう』というプロジェクトです。

 

 

 実現するための具体的なプロセスは別途ブログに書きたいと思います。